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学生の就活観に変化!?「選ばれる」会社になるには

コロナ禍において、学生の就活観にも変化が見られているようです。今回は、2022年卒の就活観調査1位の「楽しく働きたい」を、どう採用活動に活かしていけばよいか、解説します。

  1. 2022卒の就活観トップは「楽しく働きたい」。就活観に変化は?
  2. 「ペルソナ」×「楽しい」を考える
  3. タイプ別で見る、「楽しい」の感覚
  4. インターンシップで「楽しい」を感じてもらうためには

→次回:オンラインインターンシップで学生を見極めるには【グループディスカッション編】

2022卒の就活観トップは「楽しく働きたい」                      

マイナビ「2022年卒大学生就職意識調査」

2022年卒学生の就活観は「楽しく働きたい」が最多の34.8%(マイナビ「2022年卒大学生就職意識調査」)。昨年よりポイントが下がっているものの、10年以上の間、就活観としてトップになっています。

そして、増加幅が大きかったのが「人のために働きたい」。経済状況の悪化や災害が起こった後は、増加傾向になっているようです。「コロナ禍」が影響したものと思われます。

このように、学生の就活観は、時代を反映するものがあるようです。しかし、やはり長い間トップを走り続けているのは「楽しく働きたい」。「そんなに世の中、甘くないよ」「仕事は楽しいばかりではないしね」と言いたい気持ちはさておき、このような学生の就活観を踏まえた、募集活動や採用活動のためにどうしたらよいか、考えてみましょう。

「ペルソナ」×「楽しい」を考える

「楽しく働く」というのは、非常に抽象的で、かつ主観的な感覚で、なかなか定義するのが難しいものです。「楽しい」といっても、その感じ方や、どんなときどんなこと「楽しい」と感じるのかは、人それぞれです。

その人それぞれの「楽しい」を募集活動や採用活動に活かすための切り口として「ペルソナ」があります。

うちの会社にはこんな人が来てほしい、こんな人材を採用したい、など「欲しい人物像」を具体的に「ペルソナ」として定めて募集活動や採用活動を行っている会社は多いと思います。

この「ペルソナ」を定めた上であれば、「楽しい」をもう少し具体的に定義していくことができます。例えば、ペルソナが「とにかく冒険心が強くて、考えるよりどんどん動いて、トライ&エラーしながら進めていく人」であれば、「楽しい」のは「みんなが難しいと思う難度の高い課題が目の前に来たとき」かもしれませんし、「その課題にとりかかりはじめたとき」かもしれません。ペルソナが真逆の人であれば、この状況は楽しいどころかストレスになるかもしれません。

このように「ペルソナ」×「楽しい」で、「楽しく働く」を定義し、それを学生にPRすることで、自社の欲しい人材が魅力を感じてくれるかもしれません。

タイプ別で見る「楽しい」の感覚

とはいっても、自分と違う個性の人の「楽しい」を想像することは意外と難しいものです。今回は、一例として、弊社の特性診断のタイプを切り口に、タイプ別の「楽しい」をご紹介したいと思います。

ここではシンプルにするために、大きくつ4のタイプで見てみます。まずそれぞれの特徴を見てみましょう。

では、この4つタイプにとっての楽しいとは、どんなときかを見てみましょう。

オレンジ×動的(みんなを巻き込む天真爛漫タイプ) 

未知なものや新しいことに挑戦するときにワクワクします。 難しい課題状況の変化ピンチをプラスに捉えて「よ~し!」と、むしろスイッチが入って、それを楽しみながら考えます。
楽しめないときは? マニュアル化されたものをただこなすとき、単純作業など

オレンジ×静的(マイペースなお茶目タイプ)

自分らしさを求め、自分にしかできないことに楽しさ、やりがいを感じます。「楽しそう」と感じたものには関心が強く、根気よく取り組み、達成できたときに「楽しい」と感じます。
楽しめないときは? 急な状況変化に対応するとき、できるイメージが沸かなくて不安が大きいとき

グリーン×動的(活発なしっかり者タイプ)           

自信のあることに積極的に取り組むことを好みます。 人に教えてあげたり、疑問点を質問したりするなど、場を仕切って物事を展開していくことに達成感や楽しさを感じます。
楽しめないときは? 苦手なものに取り組むとき、未知のことに取り組むとき

グリーン×静的(まじめな頑張り屋タイプ)           

安心して取り組めることそのものに楽しさや充実感を感じます。 取り組み始めて「自分にもできるのだ」と感じると、自信に変わり、楽しめる感覚に変わります。
楽しめないときは? 経験のないこと、自信のないことに取り組むとき、取り組む前(取り越し苦労)

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インターンシップで「楽しい」を感じてもらうには

就職活動、採用活動の一環として定着している「インターンシップ」。就活生にとって、「楽しく働ける」会社なのか、を肌で感じられる絶好の機会です。企業側から見ても、働くイメージを伝えられる、大きなチャンス。

インターンシップで、「ペルソナ」×「楽しい」で定義した「楽しく働く」を体験してもらえれば、そのときに「楽しく働けそう」と思ってくれた人材=自社の欲しい人材、となりそうですね。インターンシップで体験してもらうプログラムを考えるときの一つの切り口としてみてはいかがでしょうか。

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