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新卒の「テレワークデビュー」モチベーションを維持する特性別ポイント

2020年は『テレワーク元年』とも言える年になりました。2021年も「まん延防止等重点措置」「緊急事態宣言」が再発令されるなど、企業も出社率を下げる「テレワーク」などの対策・工夫が求められています。

2020年新卒者のテレワークでの経験を活かし、2021年新卒者を上手に「テレワークデビュー」させてあげたい、そんな企業も多いと思います。

今回は、2020年の調査を踏まえつつ、企業が、人事が、上司が、どうテレワークデビューを支えていけばよいか、解説します。

  1. テレワーク元年の新卒社員のストレスの実態
  2. 早期離職につながるテレワークデビューの失敗
  3. テレワークでのコミュニケーションはどの程度必要か
  4. モチベーションを維持する 新人テレワークへの関わり方

→次回:学生の就活観に変化!?「選ばれる」会社になるには

テレワーク元年の新卒社員のストレスの実態

2020年新卒者のうち、テレワーク/在宅勤務を経験した人58.4%(公益社団法人全国求人情報協会「2020年卒新卒者のテレワーク/在宅勤務実態」より)。同じ調査で、今後もテレワーク/在宅勤務を「利用したい」半数を超え、「利用したくない」は12.3%。

コロナ収束後も一定に定着していくことが予想されます。

公益社団法人全国求人情報協会
「2020年卒新卒者のテレワーク/在宅勤務実態」より

一方で、別の調査(株式会社デジタルシフト「新卒社員の在宅勤務によるストレス状況」に関するアンケート調査)では、2020年度の新卒社員が在宅勤務によるストレスや悩みを感じている様子があると、86.3%の人事担当者・経営者が回答しています。

株式会社デジタルシフト「新卒社員の在宅勤務によるストレス状況」に関するアンケート調査より

早期離職につながるテレワークデビューの失敗

先ほどと同じ調査では、早期離職との関係も示唆されています。

「在宅勤務によるストレスや悩みによって離職を考えている新卒社員がいた」/「実際に離職・休職に至ってしまった」と回答した企業が62.1%にも及んでいます。

株式会社デジタルシフト「新卒社員の在宅勤務によるストレス状況」に関するアンケート調査より

「テレワーク/在宅勤務」だけがストレスや離職の直接的な原因とは言い切れませんが、ストレスを増加させる一因となっているかもしれません。

新卒者は、人間関係の構築も、仕事上の知識・スキルの習得もできていません。その中での「テレワークデビュー」は、ほかの社員以上に配慮がいるということかもしれません。「テレワーク」は、一つの「働き方」でしかありません。それだけが原因で早期離職になるのは、双方にとって大きな損失です。

テレワークでのコミュニケーションはどの程度必要か

よくテレワークの課題としてあげられる「コミュニケーションのあり方」。出社するスタイルに比べて、コミュニケーションが減りがちだと言われ、それを補うために各社様々な取り組みが進んでいます。

では、どの程度のコミュニケーションが必要なのか。

業務や立場など、様々なことが複雑に絡むため一概には言えませんが、2つのタイプに分けて、「望むコミュニケーションの形」の違いを見てみましょう。

弊社の診断では、大きく「グリーンタイプ」「オレンジタイプ」と分けています。

グリーンタイプの望むコミュニケーションの程度
= 業務遂行のために必要な程度、雑談は自分の業務に支障がない程度

このタイプは、業務を遂行するための「報連相」は明確に、詳細に行いたいと思う傾向があります。これは十分にする必要があります。

一方、雑談など業務外コミュニケーションは、気分転換や人間関係構築などのためにも必要だと感じていますが、その時間をとることで必要な業務時間を確保できなれば、「無駄話」「この時間がもったいない」と感じてしまい、かえってストレスになる可能性があります。

オレンジタイプの望むコミュニケーションの程度
= 自分の気分と業務量によるが、業務内も業務外も基本的に多いほうが良い

このタイプは、事務的連絡や報連相だけでなく、仕事に関わる、あるいはプライベートな雑談も、頭や気持ちの活性化に重要だと考えています。

このタイプにとって、会話はモチベーションのスイッチ。チャットでのテキストでの会話より、インタラクティブにテンポよく会話ができ、表情が分かり、孤独感がない「ビデオ通話」がオススメ

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モチベーションを維持する 新人テレワークへの関わり方

最後に、新人テレワークのタイプ別傾向と関わり方のポイントを見てみましょう。

グリーンタイプの新人さんの傾向
・行き詰まると一人で考え込みがち、悩みがち
(気軽に質問や相談ができない傾向)
・休憩をとらず、残業を含めて、過度な働き方になりがち

関わり方のポイント
求められていなくても「相談」にのる場をつくってあげる
休憩は「悪」ではないことを教えてあげる

オレンジタイプの新人さんの傾向
・自宅だと仕事のスイッチが入りづらい
・一人で黙々と進めるのは集中もモチベーションも維持しにくい

関わり方のポイント
・可能なら、自宅以外(ワークスペース等)でのテレワークを勧める
(自宅なら、テレワーク部屋のような専用の場所をつくる)
ビデオ通話などで会話する時間を短時間でもこまめにつくる
(たった3分でも進捗報告させて、反応してあげるだけで効果アリ!)

これらは一例ですが、ちょっとした工夫で、テレワークであってもコミュニケーションがスムーズになり、モチベーションが維持されます。新人の方が会社・人・仕事に出来る限り早く馴染み、成長できるよう、サポートしたいですね。

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